vol.6

相対性理論という名前は誰もが知っていると思いますが、それが実際にどんなものなのかは、よくわからない方が多いはず。(私もそうです)
物理などの専門知識を前提にしないで、誰もが納得できる紹介を目指したというこの記事。これさえ読めば、誰でも相対性理論が語れるようになる・・・かどうかはわかりませんが、とにかく非常にわかりやすい内容です。相対性理論に興味のある方は、まずこの記事を読んでから徐々に専門書に手を伸ばすといいんじゃないかな?と思いました。
(Newton 二五巻七号/「誰もが納得!相対性理論」)


「ガセ」とは岩手県遠野地方の方言で凶作のことです。遠野は寒冷な土地柄、昔から頻繁にガセに見舞われてきました。人々は長い歴史の中で、ガセに備える「ガセ囲い」という知恵を身につけました。食糧難を乗り切り命を繋いできた記憶を、土地の古老に語ってもらったこの記事。「今の人は袋に入ったものを食べて病気になる。粗食でも自然のものを食べた方がいいんだ」という話には、昔の苦労話というだけではない何かが感じられます。
( パハヤチニカ vol. 十八/「ガセ囲い 命をつなぐ糧の記憶」)


受動喫煙の害が言われるようにってからというもの、喫煙者は常に肩身の狭い思いをしている。健康増進法で全面禁煙の建物も増えたし、路上喫煙が条例で禁止された場所も増えている。全席禁煙の飲食店だって今や珍しくはない。ここまでタバコが嫌悪されるのは、本当は受動喫煙健康被害だけが原因じゃないだろう。元々タバコを吸わない人からすると、あのにおいや煙が生理的にイヤなんじゃないかな?だから余計に健康を盾にムキになって喫煙者を排除しようとするんだ・・・・・なんて思っている愛煙家も多いのでは?
この記事は、JTがにおわないタバコを開発するまでのお話。においが少ないタバコが欲しいというニーズに応えて、成分を徹底的に分析し、煙もにおいも格段に少なく、味も損なわない商品をようやく完成させたそうです。現在はテスト販売も行っていて、売れ行きも順調だとか。そりゃ確かに、吸わないのに越したことはないんです。でも、どうしてもやめられない方もいるでしょう。そんな方は、マナーを守って嫌煙者との共存を図るしかないですよね。だから、こういうタバコで少しだけ気配りしてみるのもいいのかも?
(WiLL 十一号/嗅ぎつづけ、吸い続けて九年「シガレット革命」に挑んだ二人)


最近よく住宅の「オール電化」を薦めるCMを見かける。しかし、オール電化にする利点や電気エネルギーの魅力などがよく分からない。そんな時、こんな記事を見つけた。彦根明氏は今までに七軒のオール電化住宅を設計している建築家だ。建設家の視点でオール電化住宅と向き合っているだけではなく、彦根夫婦が住む住宅兼事務所もまたオール電化だという。まさに、オール電化を知り尽くしている人物だ。この記事は、そんな彼がオール電化についてインタビューに答える内容となっている。彦根氏は実際にオール電化に取りかかるまで、最近のシステム事情や料金のことなど分からないことが多かったそう。割安な夜間の電気を利用できるのが、オール電化住宅の大きな魅力だというが、環境にいいのならば、少しずつオール電化について調べてみようかという気持ちになった。また、十月一日にリニューアルされた「TEPCO銀座館」では、オール電化に焦点をあてた内容で、暮らしのなかの電気について知ることができるそうだ。関心のある方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(室内七二〇号/「オール電化住宅は進化する④」)


ブログ人気、衰えを知りません。主婦だってブログ見てます。検索してます。更新もしてます!主婦目線で作られたブログって結構多いんですね。例えば、子供の成長日記やダイエット日記。はたまたユニークな手作りお弁当を紹介するブログまで様々。そのほかにも沢山のブログを紹介しているので、ここは!と思ったブログにアクセスしてみたり、ネットサーフィンしてみたくなります。「ブログは見ているだけでいいわぁ。」なんて思っていた方も思わずmy ブログを始めたくなったりして。そういう方には、ブログのはじめ方も親切に掲載されています。この秋あなたもブログデビュー?
主婦の友 八九巻十六号/「わくわくが始まる主婦ブログ」)


別冊宝島」は、毎回何かの特集で構成される雑誌です。韓国語や三国志、証券や音楽やプロレスなど、ジャンルにとらわれない誌面作りで、いつも「次は何が出るんだ?」と予断を許しません。今回目をつけたのは、おばあちゃんの知恵袋特集。大豆、アロエ、緑茶、梅干など体を元気にする自然食材を紹介しています。食べて、塗って治す昔からの「安全なクスリ」なんて、若者は知らないでしょ?
別冊宝島一一四二号/「自然の力で体を元気にする」)


リポジトリ。あまり馴染みのない言葉ですが、これは倉庫とか宝庫といった意味です。学術情報リポジトリというのは、大学などの研究機関が論文を収集・蓄積して、インターネットを介して無料で公開する仕組みのことをいいます。これのメリットは、何と言っても無料で公開されるという点でしょう。学術誌は発行部数が少ないので、大抵がとても高額です。それがタダで読めるのですから、研究者にとっては吉報でしょう。逆に自分で書いた原稿もリポジトリに登録すれば、学術誌に載せるよりもずっと多くの人に読んでもらえる可能性があります。これまた研究者にとっては嬉しい限りです。すでに、千葉大学がこれを開始していて、他にも幾つかの国立大学が準備を進めているそうです。こんな便利なものが誕生した背景、今後の展望などが簡単にまとめられたこの記事。他にも機関リポジトリの仕組みの紹介や事例報告が幾つか掲載されているので、学生や研究者はまさに必見。これを知らなきゃ損です!研究者でなくても、最新の学術情報に気軽にアクセスできるので、覗いてみてはいかがでしょう。意外に面白いかもしれませんよ?まずは一度お試しあれ!
千葉大学学術成果リポジトリhttp://mitizane.ll.chiba-u.jp/information/index.html
( 情報の科学と技術 vol.55 no.10 /「総論 学術情報リポジトリ」)


資格を取ろうとか、就職に役立てようとか、何かの目的をもってコンピュータの勉強を始めるときに、何を学んだら将来役に立つのか悩みませんか?
パソコンソフトは毎年バージョンアップしてしまうし、プログラムだって、開発言語はドンドン進化しています。せっかく頑張って学んでも、マスターした頃には、それがすっかり陳腐化していることだって珍しくありません。そこでお勧めしたいのがデータベース。確かにソフトウェアのバージョンアップはありますが、データベース設計の基礎はこれまで数十年に渡ってほとんど変化がないのです。しかも、今後も大きな変化はないだろうと、専門家達の間でも言われています。それだけ安定した技術ですし、データベースの需要は年々拡大の一途でもあるのです。一度マスターすれば長く使える、何かとお得なデータベース設計の基礎を紹介した記事がこちら。基礎理論から実践例まで、段階を追ってわかりやすく書かれているので、初心者にもお勧めです。
(DB Magazine 15 巻10 号/「やさしいデータベース設計 正しいデータモデリング」)