「週刊ダイヤモンド」100巻22号通巻4433号(2012.6.2発行)

震災より一年余りが経過した現在,被災地を含めた近隣自治体では,原発事故に由来する放射性物質の話題が大きく取り上げられがちですが,その陰でもう一つの深刻な汚染が広がっています。
被災した建物に吹き付けられていたアスベストが,杜撰な解体工事によって飛散し,人体に影響を及ぼしかねない濃度のものが既に検出されているというのです。
解体業者のアスベスト対策は充分であるのか?被災地を悩ます問題に迫ります。